夜10時40分・・しんしんという音がする

雪の降る日は少し暖かいという。けれど、私の知ってる雪の日は寒かった。あの嬉しいくらいに雪が積もったのは、何年前だったろう。今夜は寒さの音がする。しんしんという音がする。そんな気がする。

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私たちは。たとえば、プラトンのなかに

新カント主義を読み込んではならない。アリストテレスのなかにスコラ哲学を読み込んではならない。

私たちは偏見に陥ってはならない。傲慢を廃しなくてはならない。私に傲慢という漢字を教えてくれた人は、たくさんのことを教えてくれた。

スピルバーグがヘビに向かって怒った。

私の映画を台無しにする気かと。火を怖がるんじゃなかったのかと。ルーカスとスピルバーグの関係は好ましい。それにコッポラを加えてもいい。私は映画館には新しいスターウォーズは観に行かないと思う。3作揃ったらDVDを買ってしまうとは思うけれど。ルーカスが監督やらないハリソン・フォードを思うとき、インディー・ジョーンズを観てしまうのだ。見返してしまうのだ。

「だっさい」

先日。御馳走になった際に「だっさい」というお酒をいただいた。難しい漢字で、私には書くことができない。本当は読むこともできない。私に日本酒の良し悪しが分かるはずもないけれど。山口のお酒だということだ。岩国のお酒だと。岩国には好きだった人がいた。今でも大好きな人だ。けれど、その人はもう生きてはいない。岩国は私にとって禁忌の土地なのだ。あの街については語らない。語れないのだ。

♬ 酔ったふりしてキッスのチャンスを

さがしたのは本気だったからさ。・・なんてね。

おじいちゃんだけど、上を向いた強いフリしたおじいちゃんだけど、気の弱い優しいおじいちゃんだとも見えるけれど。

すげぇじいちゃんだ、と思う。すげぇじいちゃんだ。

 

google maps のStreetViewで

あの街を歩いた。駅舎すら見覚えのないあの街は、思い出の街ではなくなっていた。歩き慣れたつもりの道順も、その通りに歩いてみても、それはもう私の街ではない。私はもうあの街とは関係のないモノになってしまっているのだ。それが解った。

すぐにでもあの頃に戻れるつもりでいたのに。それは私の勘違いだったわけだ。記憶の中のあの風景はどこかの街角で迷路に迷い込んでしまっているのだ。私が・・だ。私はもう現実ではない世界を歩いている。東京へは戻るべきではないのだろう。あの街へ行けば、いろんな風景をなくしてしまうのだろう。そう思う。幻の街。あれは山田太一のドラマだったように思う。

今。今痛みが引き上げていく。

こんなことは初めてだ。薬は使っていない。できるだけ正直に書く。膝から下方へくるぶしの辺りを通過して指の先から今、痛みが去っていく。この感覚は初めてだ。完全にぬけていく。私の身体から、痛みが去る。健全な感覚がもどってくる。もどってくる。