物語の第二シリーズの最終回は小気味よく終る

西尾維新という作家は才能ある人物なのだろう。ずっと悪役に見えていた「カイキ」にとんでもないことをしゃべらせる。「センゴクナデコ」の声優「花澤香菜」もまた魅力的な声だ。役者だ。彼女の演じる作品は魅力的だ。

声優という職業は役者の下に位置しているわけではない。

名もない花って何と傲慢な表現だ。

ずっと昔。よく使った言い回しだ。使い古された言葉だ。名もない花・・それは単にその話し手の無知を言い表しているに過ぎない。経験不足を表明しているに過ぎない。名前を知らない花がある。・・が正しい。つまり僕らは知っているのだ。誤魔化しているのだ。あの感情の名前を僕は知っている。ただ口に出すことができないでいるのだ。

口に出せない僕の悪意なのだ。

 

西武新宿線新宿駅

彼女が一番美しい。自分の経験の中に限っての話に決まってはいるけれど。僕は彼女が一番美しいと思っていた。思っている。その後、表れた人々もその記録を書き換えることはできなかった。できていないのだ。

それは昔むかしの西武新宿線新宿駅でのできごとなのだ。人待ち顔の彼女の横顔は、その姿は感動ものだった。もう数十年前の風景だ。

その彼女の姿を最近見かけた。それは小説のようにはいかない。それはアニメのようにはいかない。もちろんドラマのようにはいかない。

僕の中に生まれた感情に名前をつけることができない。少々複雑なのだ。